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なないろ研究所

⼈と⼈をつなぐコミュニケーションをもっと世の中に。
それが私達が⾏うこと。

なないろ研究所では日々、様々なことをリサーチし、実験しています。

コミュニケーションの流通をお手伝いするために、日々様々なリサーチを行い、分析し、時に実験しております。

そんな日々の活動内容においてログをつけております。

このような情報共有が、我々が考えるコミュニケーションの一つの形です。

瑕疵担保責任について

こんにちは。

なないろの社長です。

 

今日は瑕疵担保責任について今一度、自戒のためにと思います。この部分信用ベースで進める事が多いのですが一点、揉めると引っかかる箇所なので見積りなどでしっかり記述しておきましょう。

瑕疵担保責任って?

Wikiの解説:瑕疵担保責任

売買などの有償契約において、契約の当事者の一方(買主)が給付義務者(売主)から目的物の引渡しを受けた場合に、その給付された目的物について権利関係または目的物そのものに瑕疵があるときには損害賠償などの責任を負う(561条以下。売買以外の有償契約への準用につき559条)。これを担保責任というが、このうち目的物そのものに隠れた瑕疵があった場合の責任を瑕疵担保責任という。

 

瑕疵担保責任でいう隠れた瑕疵とは、買主が取引上において一般的に要求される程度の通常の注意を払っても知り得ない瑕疵を指し、買主は善意・無過失であることが必要である(通説・判例)。瑕疵は取引通念からみて通常であれば同種の物が有するべき品質・性能を欠いており欠陥が存在することをいう。契約に先立って売主が見本や広告を用いて一定の品質や性能を保証した場合には、その基準に至らなければ瑕疵となる(大判大15・5・24民集5巻433頁)。なお、法律上の瑕疵につき判例は瑕疵担保責任の問題とするが、多数説は566条の類推適用によるべきとする

つまり、制作会社からしたら「納品したものについて、通常の注意では発見できない欠陥がある場合に、制作会社が追うべき責任。」です。

怖いですよね。

 

どこまで制作会社は責任を追うべきか?

前節だけ見ると、かなり、請け負う側にリスクがあります。

 

当社は、予算的に厳しいお客様にはWordPressベースの構築をご提案しています。

その場合、WordPressの能力についても責任を負う必要があるのか?ですが、微妙です。

 

こちらによると、経済産業省の指針によると

「パッケージかパッケージのカスタマイズか、フルスクラッチか、OSSのカスタマイズか、とかについて
メリットデメリットをいかに合理的に提案或いは見積もりフェーズに説明しきったか、というところが争点になりますね。」

 

と説明されています。

 

 

当然ですが、目に見える・仕様と違うなどは問題外で、それはちゃんと対応しなくちゃいけません。

いつまで瑕疵担保責任について負うべきか?

当社は仕様と違う、明らかに問題があることについては、お客様に真摯に対応させていただいています。

ただ、前節の「オープンソース」の内容についてバージョンやお客様のサーバ環境における事由と思われる事による対応については事前に瑕疵担保責任期間をしっかり設けさせていただいています。

 

これについては当社のためだけではなく、お客様の権利の保護も含めております。

当社はオープンでクリーンな業務をお客様にご提供したいと思っております。

 

もし、瑕疵担保責任期間について不安であれば、もちろん延長することも可能です。

ただしその場合こちらにもあるように

「期間を長くすればITベンダーが負うリスクも大きくなるため、開発費用や保守費用が高くなることも考えられる。経営に与えるインパクトや、採用している技術の安定性などを考慮しながら、適切な期間を定める必要がある。」

とございます。どうしても当社にてテストサーバのご用意をしておくなどの負担が発生しますので、その場合は延長を望まれるお客様にはしっかりご説明して、費用に反映させていただくことになります。

 

とは言うものの、杓子定規にするほど機械的な仕事の仕方はしておりません。

できるだけお困りであればご協力をさせていただいています。

ですが、時としてこれが互いにとっていい結果をもたらせないこともあるため、ちゃんと説明させていただいた上で互いが納得することでお客様が喜んでいただけるお仕事をさせていただければと考えています。

 

依頼する側、請ける側。

瑕疵担保責任について考察しましたが、それよりもIT業界で発生するのは

  •  
  • 運用スキルを無視したシステム構築
  • スケーリングを無視したシステム構築
  • そもそも要件と納品物が思い描いたものと違う

 

といったことがよく発生します。

 

それはご発注なされるお客様も「任せるよ」とし請ける制作会社も「これだと制作が楽だから」という安易な結果です。

また、制作に入る前に何がゴールかをしっかり設定しないと必ず失敗します。

 

面倒でもゴールの共有は端折らない、任せるよはNGワードにするということを心がけましょう。

私達は京都でNo1のデザイン力・UI力を目指す

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