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Laboratory

なないろ研究所

⼈と⼈をつなぐコミュニケーションをもっと世の中に。
それが私達が⾏うこと。

なないろ研究所では日々、様々なことをリサーチし、実験しています。

コミュニケーションの流通をお手伝いするために、日々様々なリサーチを行い、分析し、時に実験しております。

そんな日々の活動内容においてログをつけております。

このような情報共有が、我々が考えるコミュニケーションの一つの形です。

フロッピーディスクが現役で活躍中の京都西陣

こんにちは。

なないろのデザイナーのOです。

織物の町、京都「西陣」で開催されたイベントで、西陣織の工場見学をさせていただきました。
といっても、私にとっては地元であり、親族や知人に職人はじめ西陣織に携わる人たちが大勢いたので、織機などは昔から身近にあった懐かしい風景なのですが・・・。

紋紙からフロッピーディスクへ

主に和装の帯などになる西陣織。
美しい柄や文様を織り上げるために、昔は「紋紙(もんがみ)」というものを使って、縦糸の上げ下げを行っていました。(ジャカード織り)
それが20~30年近く前ぐらいからでしょうか、フロッピーディスクを使ったコンピュータシステムに代わりました。

 

 

今も現役

この見学で驚いたのは、そのフロッピーが今でも現役で使われていることでした。
すでに生産終了しているフロッピーディスクのままで大丈夫?と心配になりますね。

伝統工芸を創る道具として

素人考えでは、記録装置だけのことなんだから、SDカードにするとかいろいろ方法もありそうなのに・・・と思うのですが、そんなに簡単なことではなさそうです。

 

高齢の職人さんにとっては、新しい電子機器の操作を覚えるのが大変である

 

西陣織は、完全自動ではなく職人さんの手仕事が主なので、必ずしも最新の高度なシステムにする必要がない

 

職人さんは個人で請け負っておられる方も多く、費用をかけて新しい機械を導入しても、この先も続けていく後継者がいない

 

など、いろいろな要因があり、現在でもフロッピーディスクが現役で活躍しているのだそうです。

 

また、そもそも伝統工芸を制作する過程で必要な「道具」というのは、それを作れる職人さんが少なくなってきているので、他の道具のように、その人がいなければ作れないというようなものではないフロッピーディスクにそんなに危機感を持っていらっしゃらないのでは?とも思いました。

 

とはいえ、いつかはSDカードなりオンライン化なり、していかなければいけないと思いますが、そうなると、なんとなく西陣織が大量生産品っぽく感じられてしまう私も古い人間なんでしょうか。

 

 

撮影:2018年11月11日 手織ミュージアム 織成舘 様

※西陣シネマ+工場見学イベントにて撮影許可をいただいて撮影しています。

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